2010年02月 07号「治したい!」という強い気持ちがあったから、
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▲毎号「月刊てあて」を読むのを楽しみにしているというTさん。 ついにご自身が登場してしまいました!「一人暮らしだけれど、一人だけではここまで回復できませんでした。たくさんの人が支えてくれたおかげです」。 |
一人でやらなければならないから「おとといは20分ぐらい歩いたのよ。平らな所では、杖を後ろに抱えて杖をつかないの。疲れるけれどさっぱりするね~」。2年前、腰部背柱管狭窄症の手術の後にお会いした時は、歩行器がないと歩けなかったことを思うと、Tさんの回復力は驚くばかりです。 「だって、治したい! という意思が強いから、これ以上はやりようがないくらい何でもやってきたの。一人暮らしだから、歩けなくたって、何もかも自分でやらなければならないでしょう。買い物だって、おそうじだって。泣いたこともあったわよ。夜、痛みで眠れなかったことも。でも救急車を呼ぶようなことは一度もしなかったわね」。 ゼロの状態から、一つずつやれることを増やしていく。言ってしまえば簡単ですが、その一つができるようになるまでには、膨大な時間と努力が必要とされ、一人コツコツと積み重ねてきたことが想像できます。もちろんそれはこれからも続いていきます。 ヨン様と植物と巨人軍の原さん、大好き!自分の身体と上手につきあいながら、常に明るく元気なTさんに、その秘密をうかがってみました。するとすぐに返ってきた答えが、 「好きなことがあるから。特にヨン様と植物。でもね、もっと好きなのが、巨人軍の原さんなんです。野球のシーズンが始まると顔つきが変わるの」と目を輝かせます。ご主人が生前のころは、二人で全国各地を旅行したり、もちろん、東京ドームや横浜スタジアムにもよく行ったと言います。ご主人が病気で倒れた後は、懸命に介護をされ、精一杯の努力をして看取られました。 そんなT.Mさんの一生懸命なお人柄に触れられたこと、そして、縁あって、「在宅マッサージ」という形でお手伝いさせていただけることを幸せに思うのです。 |