2014年3月 55号声を出して、笑って、明るく生きていく。■担当マッサージ師/中央在宅マッサージ 浦和院 尾関 昌義 |
▲「こんなに写真を撮られるなら、エステをしてもうちょっと顔のシワを伸ばしてくればよかったわ?」。乙女心は今も、これからも健在です。 | ||
▲写真左は本日の担当マッサージ師 尾関昌義。右は相談員の荻原あゆみ。 | ||
▲(写真右)後ろの棚は、これまで上演した紙芝居です。 レパートリーを着々と増やしています。 |
紙芝居は生きがいUさんは、60歳のときに右腎臓の移植手術をし、以後、冠動脈狭窄バイパスの手術、子宮全摘出手術など、大きな病を経験してきました。現在は、介護付き施設に一人でお住まいになり、骨粗鬆症による身体の痛みや、筋麻痺、関節拘縮などのつらい症状と闘っています。そんなUさんの、心の元気の源はいくつかあります。その一つが紙芝居です。 「週3回。自分で本からストーリーをとって作ったり、図書館からお借りしたりして、施設の方の前で披露しています」。 |
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『セロ弾きのゴーシュ』『まんじゅうこわい』など、部屋には、これまでのUさんの力作の数々が置かれています。 「大きな声で読ませていただくの。みなさん喜んでくださって、私も楽しんでいます。もう生きがいですね」。 |
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いつもニコニコ笑いながら |
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?「マッサージはいつもいい気持ち。先生とお話していても、いつも途中で眠っちゃうのよ」とUさん。 | |||
やりたいことがいっぱい |
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写真館を営む家に生まれたUさん。お父様が撮影した、幼い頃の写真やご家族の写真もたくさん持っています。何枚か見せていただくと、クリクリとしたかわいい目、愛くるしい笑顔は、少女のときと今もまったく変わっていません。 「4姉妹だったの。4姉妹が主役の映画が上映されたときは、映画のあとに、姉妹でインタビューされたり。そのころから注目されたり、人前でしゃべったりすることが平気だったのね」。 紙芝居の他にも朗読を披露したり、唄を歌うことも大好きといいます。そして夢は「オペレッタ」を上演すること。 「いつもニコニコ笑いながら楽しく大きな声で唄っていられればいいなって。オペレッタもいいしミュージカルもいいですね。やりたいことがまだまだいっぱいあります」。 内側から漲るパワーがUさんをやさしく包んでいました。 |
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▲お父様が撮影した、赤ちゃんのUさんとお宮参りでしょうか?ご家族の記念写真です。語りきれない思い出が詰まっています。 |