2014年4月 56号恋人同士のように寄り添いあって■担当マッサージ師/中央在宅マッサージ 長野院 山田 信太郎 |
▲若いときからタバコも吸わず、お酒も飲まず、子煩悩だったというYさん。Kさんに とっての素敵な旦那様は今もここに健在です。担当マッサージ師・山田信太郎と。 | ||
「あ・うん」の呼吸でKさんご夫妻が、お見合いで結婚をしてまもなく50年。「Uちゃん」「K子」と当時から呼び合い、お孫さんがいる今も、互いを思いやる気持ちが変わることはありません。「夫とは10歳年が離れているということもあったのでしょうか。大きな喧嘩もしたことがないんですよ」と奥様のKさん。 6年前に、パーキンソン病を発症。昨年の春には、突風にあおられて転倒、入院、手術、寝たきりの日々、リハビリ…と、めまぐるしい時期を送ってきました。 「とにかくこまめによく動いてくれます。働きものなんですね」と今度はYさんからも一言。 多くの言葉を交わさなくても、「あ・うん」の呼吸で寄り添ってきた、お二人ならではの空気が、常に流れています。 |
▲Yさんと二人でつくってきた菜園。今では息子さんが土を耕したり草を刈ったりなどの力仕事を手伝ってくれます。季節の野菜の他にも、栗やクルミ、梅、梨などの果樹もたくさん植わっています。 |
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夫婦そろって長生きしていること。 |
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?マッサージは気持ちがいいです! 施術後は、足がぐっと
軽くなりますね」とYさん。 |
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イチロー選手に元気をもらう |
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65歳まで現役で働き、その後は、奥様と家庭菜園での野菜づくりを楽しんだり、大好きなイチロー選手を応援したり、穏やかな老後を送ってきました。 身体が不自由になった今は、イチロー選手の応援はもちろん、今年からはさらに同じヤンキースに加わった「マー君」こと、田中将大投手からも目が離せません。 「衛星中継を録画しておいて、昼間に観るんです」と、アメリカの大リーグの話になると、表情を輝かせます。 まもなく、長野の長い冬も終わり、暖かくて、身体にもやさしい春がやってきます。 K家の畑にたくさんの菜の花が咲くころ、優しい奥様に見守られながら、イチロー選手やマー君の活躍に元気をもらっているYさんの姿があることでしょう。 |
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▲移動には歩行器が必要です。常にそばにいて、Yさんの 介護を献身的に続けるKさん。。 |