月刊てあて「特集」

今月の特集

2010年11月1日<16号(2010年11月)>

私、普通のばあちゃんじゃないの。まだまだ元気に生きられると思う。

  • 担当マッサージ師/中央在宅マッサージ飯能院 宇津木賢・難波範成
  • レポート/中央在宅マッサージ相談員 間明日香

今号は、埼玉県狭山市にお住まいのK.Hさんです。お肌の色つやの良さや若々しいファッションからは想像がつきませんが、大正14年生まれの86歳。両膝関節症、腰椎変形で手術をされて、外出には歩行器が必要です。しかし家の中では、ワゴンを支えに歩き、椅子に座って料理を作り、身の回りのことはすべて一人でこなしていらっしゃいます。
「自分の体は自分で守らなくちゃ!」というHさんの、元気の秘訣を教えていただきました。

苦労を乗り越えて

苦労を乗り越えて
「自分の体は自分で守らなくちゃ」とHさん。元気の秘訣は食事と漢方薬、最近は材策マッサージも加わりました。担当マッサージ師、宇津木賢と。

 ご主人に三くだり半を突きつけて、2人のお子さんを連れて家を出て、証券会社勤務、女性下着通販の代理店を経営しながら子どもを育て、60代のときに、お子さんたちをアメリカに留学させたというHさん。そのバイタリティあふれる人生は今も現在進行形です。
「どん底から這い上がってきたから、物事の良い悪いがはっきり分かるの。考え方が過去にとらわれないのは、前向きに生きたほうがいいと分かっているから。それに、わだかまりを持たないで口に出して解決するからストレスもないの!と笑います。
 アメリアで暮らす自慢のお子さんとお孫さんに会うのを楽しみにしているHさんは、来年の秋にも再びアメリカを訪れたいと、希望に胸を膨らませます。

テレビの料理番組を見てもメモしない。電話番号もみんな暗記している。暗算も得意。私、普通のおばあちゃんじゃないの。/H

料理は自分で脳細胞はしっかりキープ

 料理は自分で脳細胞はしっかりキープ
在宅マッサージをスタートしてから1カ月。施術後は2~3日は体調が良くなるそうです。

 Hさんは、ワゴンを支えに部屋を移動し、料理も一人でこなしています。近くの薬局に歩いて行くなど、けっして頼りにしない生き方を自ら課しています。
「豚肉はウーロン茶で煮て油を落としてから調理。白米には、はと麦、小豆、黒豆、大豆、黒米を入れて炊いて一回に食べる量は120グラムと決めています。野菜の量は普通の人の2~3倍摂ります。そうしたらね、脂肪肝が治ってきたんです」。
 また、テレビで見るのは、ほとんどがニュース番組。料理番組を見たらメモしないで覚えます。必要な電話番号はすべて暗記、暗算も得意と言います。
「最初は出来なかったけれども、意識してやるようになったらできるようになったの、脳細胞はしっかりキープしていると思うわ」。
 今を今のままで終わらせない。Hさんの人生は、まだまだこの先も輝いています。