今月の特集
2019年2月28日<114号(2019年2月)>
たくさんの人との交流が生きる力に
- てあて在宅マッサージ
「生まれた時から巨人ファン!」と おっしゃるほど、大の巨人好きなM.Tさん(83歳)。2006年に前立腺がん、2007年には脳梗塞になり、一人での歩行が困難となってしまいました。その後、デイサービスセンターで懸命なリハビリを続け、現在は、2016年から始めた在宅マッサージや歩行訓練などにも取り組んでいます。
度重なる病
若い頃は、体を動かす事が好きでスポーツ万能だったというTさん。なかでも剣道が得意で、表彰されたこともあるほどの腕前でした。また、地元市川市で農家を営んでいたTさんは、体力にも自信があったといいます。 そんなTさんを病が襲います。2006年前立腺がんと診断され、翌年には脳梗塞を発症。左片麻痺の後遺症が残りました。その後も、脳梗塞の再発により手足の痺れなどに悩まされてきました。 現在は筋緊張を緩和するマッサージや関節可動域訓練のほか、手引きや四輪歩行器を用いた歩行訓練も行っています。「施術後は身体も好調。最高です」とTさんはいいます。
「関わり合うすべてのひとたちとの時間が、励みになるんです」
周囲のサポートに助けられ
普段から気さくでとても紳士的なTさんは、デイサービスセンターの職員とも仲良しです。春にはその職員同行の元、古くからの友人に会いに、家族で北海道旅行にいく予定があります。それを目標に、これまでリハビリや運動を懸命に続けてきました。「おかげさまで五体満足!」と笑顔を浮かべます。
デイサービスセンターでのカラオケや、仲間と過ごす楽しいひと時が自分への励みになっています。
昔は、毎シーズン観戦していた大好きな巨人の試合にもまた行きたい!と、新たな目標も掲げていました。
関わり合うすべてのひとたちとの時間が、いつまでも元気でいられる活力を与えてくれるのです。