「サザエさん」の波平さんは 何歳か?
- 2024年10月11日
「サザエさん」に登場する磯野家の家長、波平さんが「定年1年前の54歳」と設定された時代から、日本社会は大きく変わりました。ちなみに サザエさんは24歳、マスオさんは28歳と設定して物語は展開します。
当時(昭和20年後半)の高齢化率(総人口に占める65歳以上の人口割合)は、戦後復興期でまだ5%、子供が多かった。高度経済成長期(昭和30年代)になると7% 社会保障も高齢者が大事にされていました。そしてバブル崩壊後15%(平成7年)、このあたりから急速に高齢化率が進んで、高齢社会の警告が出始めました。(長寿と少子化が要因)
3625万人。「敬老の日」にあわせ、総務省が推計した現在の65歳以上の高齢者数です。高齢化率29.3% 国民の約3人に1人が65歳以上で、約5人に1人が75歳以上です。
一方、年齢を重ねても働き続ける人は増え、今や65~69歳では半数を超えます。その結果、全就業者の7人に1人は65歳以上という社会になっています。人手不足が顕在化する中で、ますます高齢者の活躍無しには社会は維持できない状況です。
※今から13年前、新聞の投書欄にこんな投書があった。
(2011年3月の社長ブログから)
80歳である。
朝、目を覚ますと、ああ今日も生かされてもらっている。と感謝の念でいっぱいである。税理士廃業を思いながらも、関与先の要望 と 仕事をもっていることの心の張りで、思いとどまっている。
社会の役に立っているという使命感。天職とはこのような働き方をいうのですね。
① もう引退したいといっても、お客からもっと続けて欲しいというラブコール
② その仕事にプライドを持ち、プロとして研鑽を続け現役を続ける心の張り
会社「員」ではなく、職業「人」の生き方。うらやましいですね。
同様に、鍼灸・マッサージ師は 生涯現役 を可能にする、素晴らしい職業です。