一本の鉛筆
- 2013年8月29日
まもなく8月が終わる。
今年の夏は、7月初めから猛暑が始まり、
各地で局地的豪雨・乾期・酷暑・強風などの異常気象が報告されている。
自然環境のリズムが、なんか変だ。
何とも 不気味な夏であったが、
日本人として、
とても気になる「キナ臭い」8月でもあった。
月刊てあて 48号の
島崎昌美さんの言葉は、私はとても胸を打った。
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今月の言葉
まだ青い無花果(イチジク)に筆を走らせ
いつまでも青い一字句 に筆がためらう
♬ 一本の鉛筆があれば
戦争はいやだと 私は書く…♬
歌、「一本の鉛筆」の中の一部である
一本の鉛筆があれば 八月六日の朝と書く
一本の鉛筆があれば 人間の命と私は書く
歌を聞いて書きとめたのはこれだけだが
一本の鉛筆と ザラ紙一枚で
世界に訴えたものの 大きさを思い
感動に身を震わせた記憶が よみがえる
戦争で失ったものの 大きさを忘れ
平和で得たものの大きさも見えにくい今
百本の筆と 千本の鉛筆があっても
私に書けるのは 青い一字句だけだろう
花は無くとも せめていつかは実る
果実でありたいと思う 私の八月である