想定外
- 2011年4月7日
テレビでの 生命科学者 中村桂子さん の発言が印象に残った。
『今回の災害で、有識者は 皆、想定外 と いう表現をする
技術はある想定の下に、進めるほかは無い一方、自然界には、そもそも想定は無い。
現代文明は、機械と仲良くしすぎている。』
なるほど、今まで、有識者は何を根拠に何を想定してきたのだろうか?
私たちの現場は、命(生命)と向き合っている。
いのちは、生きようとしている。
その「力」を引き出す仕事だ。
命の摩訶不思議な 命の可能性を体感している。
むしろ想定外を期待して、想定外を信じて、想定外を祈っている。
手を当てる治療には、大きな可能性が秘められている。