社長ブログ

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社長による「てあて」に対する想いなどを綴っています。

「現場」の想像力

  • 2011年3月21日

大雪の時は、ノーマルタイヤで走らす、会社の責任として
施術者の安全を考えて、各自の判断に委ねた。(こちらの都合で)

しかし、
前回で書いたように、今回のケースは
はじめはそう考えたが、(こちらの都合で)
私たちの訪問が、「一人暮らしの高齢者の心の支えになる」
という、福島院の言葉を聞いて、ハッとした。

『やさしい心とあたたかな手』
これが在宅医療に従事する者の使命だ!

ガソリン不足も電車運休も、停電、信号機不通、、
それらすべて各自の現場の判断に委ね、不安を抱えながら、
それぞれの熱意と創意工夫に期待し、激励した。

しかし、
期待以上の「現場」の孤軍奮闘ぶりが報告され、うれしかった。
想像を絶するガソリンを求めての長蛇の列に必死に耐える姿、
事務職員総出になって、ガソリン補給を応援した。
施術者の家族もガソリン補給の一役を担った話も聞いた。
患者宅のメチャメチャになった部屋のかたずけを手伝った感謝の言葉や
高層マンションに階段で訪問し、薄暗い部屋での驚きと感謝の言葉。

連日報道される悲惨な状況に、皆、精一杯の出来る限りの努力をした。
それは、マニュアルでは表現できない「現場」の想像力だと思う。