孤族
- 2010年12月28日
12月26日の朝日新聞
『孤族の国の私たち』というメッセージはとても感慨深い記事だった。
「 社会のかたちが変わっている。恐るべき勢いで。
、、、、、
単身世帯の急増と同時に、日本は超高齢化と多死の時代を迎える。
それに格差、貧困が加わり、人々の「生」のあり方は、
かつてないほど揺れ動いている。
たとえ、家族がいたとしても、孤立は忍び寄る。
個を求め、孤に向き合う。そんな私たちのことを「孤族」と呼びたい。
家族から「孤族」へ。
新しい生き方と社会の仕組みを求めてさまよう、この国。
「孤族」の時代が始まる。 」
私たちの在宅医療の現場は、この孤族の人たちとの触れ合いが多い。
旧来の人間関係から自由になって、生き方を自由に選び、
個を生かすことのできる地平が広がった現代。
だが一方で単身生活には、見えにくい落とし穴が待ち受ける。
「孤族」の迷宮から抜け出す道を、一緒に考えていこう。
帰省する皆さん。
あと合計何日間。年老いた親と過ごすことができるのか足し算してください。
驚くほど少ないのに気づくはずだ。
精一杯親孝行をして来てください。