職人として生きる
- 2010年12月17日
東洋鍼灸専門学校在学生の有志の皆さんの企画で講演を行ってきました。
題して 「職人として生きる」 -鍼灸マッサージ師の未来-
とても熱心な学生の皆さんだったので、講師冥利に尽きる時間でした。
企画・参加していただいた学生の皆さんと
寛大なご理解がある学校関係者の皆さんに御礼を申し上げます。
東洋鍼灸専門学校
講演の趣旨
① 職人とは、自分の判断で人生の舵をとる
こんなに素晴らしい職業人生は無い!
職人として生きる覚悟を持とう!
② そのためにはステップの時期が重要。
3年間の学業・研鑽を自ら望んで入学しているわけですから、
夢を持っているはずだ。
入社の面接時に、「どうしてわが社に興味を持ったのですか」と聞くと、
勤務地に近いからです。と答えられると、正直がっかりするのです。
ホップ(入学を志望してから国試合格まで)
ステップ(ポップのエネルギーを持続させ修業する時期)
そしてジャンプ(夢の実現) と思います。
ステップの時期を どこで研鑽するかが一番重要と思うのですが、
肝心なステップの動機があまりにも安易ではないのか?
③ 無敵な施術者を目指すのか、素敵な施術者を目指すのかの選択!
無敵とは、腕一本で挑んでいく施術者。
素敵とは、時代のニーズ・要請に応える施術者。
当然わが社は素敵な施術者を求めています。
素敵な施術者になるには、心のコップを伏せてはならない。
絶えず心のコップが上を向いていないと何も注ぎ込むことができない
一つの技に執着するのは、自分のためであって、患者のためではない。
向学心が無い証拠だ。
マッサージ師の活躍が、21世紀の医療を変えていく。
そのために誇り高き職業人を目指そう!
「職人として生きる」 働き方が、その原動力だ