腹が立ったら十まで数えなさい
- 2021年8月23日
「腹が立ったら十まで数えなさい。それでもおさまらないなら百まで数えなさい。
それでもだめなら千まで数えなさい」(トーマス・ジェファーソン)
ジェファーソンはアメリカ合衆国の第三代大統領で、有名な独立宣言の起草者でもある。
私が最近、腹が立ったことは、コロナ対策です。感染力の強いデルタ株の広がりを見込んで、専門家は早くから、今日のような新型コロナの感染爆発と医療逼迫に警鐘を鳴らしていた。にもかかわらず、ワクチン接種の加速に期待をかけ、医療提供体制や検査の拡充など、充分な備えを怠ってきた責任は極めて重いと思う。緊急事態宣言の地域の拡大や期間延長も、国民への行動抑制の呼びかけだけでは、緊張感は伝わらない!
もちろん「怒り」を抑えるばかりではストレスが溜まってしまう。その怒りを他人にぶつけるのではなく、自分でうまく処理するのが賢明な生き方、ということをジェファーソンはさりげなく教えてくれている。
この言葉以外にも「自分の信念だけは岩のように微動だにしてはいけない。しかし、それ以外のことは譲ってしまえばいい」「過去に何があったかよりも、未来に何があるかということに、私は興味がある」「一生懸命やればやるほど、幸運に恵まれることを、私は発見した」という名言も残したジェファーソン。要は「前を向いて生きろ」ということなのだろう。
全国で1日2万人を超える新規感染者が出ているコロナ禍にあっては、身近な人が明日にでも感染する恐怖。 冷静に 前を向いて、より一層の感染対策を敢行しましょう。
藤田真樹