社長ブログ

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社長による「てあて」に対する想いなどを綴っています。

幸せの一言の「種」を蒔こう!

  • 2023年10月4日

 

だいぶ昔の話。この業界に入りたての頃に経験した凍り付いた一言が、今でも頭から離れません。

お試しマッサージで訪問した時の話です。同行者は30代の多少経験がある男性施術者です。訪問先はマンションの一室。奥様がALSの初期で、ご主人が甲斐甲斐しく介護をしていました。ご夫婦ともに40代後半とご年齢もまだ若く、奥様はとても綺麗な方でした。ご主人は高校の先生です。ご主人は、会話が出来ない妻に代わって身体状況の説明や要望を的確に伝えていました。施術者は質問に答えながらお試しマッサージを行いました。そしてそのお試しが終わろうとしていたその時です。その施術者はご主人に向かってこう言ったのです。「この病気は治りませんからね」と。

その一言は、話の脈絡がなく、唐突に。

その瞬間、顔が引きつった形相で見つめ合う夫と妻。まさに、ガラスの皿を床に落として砕け散るような場面でした。ご夫婦は十分すぎるほど現実を理解しているはずなのに、なぜ施術者はわざわざその一言を発したのか。

このエピソードを皆さんはどう感じるでしょうか。

 

 

月刊てあて7月号(167号)の患者様の素晴らしい笑顔に出会いました。

 

私たちの訪問を心安らげる時間として待ってくださる患者様がいます。施術者とお互いに涙を流しながらお話をするほど信頼し合っている関係というのは、究極の医療行為ではないでしょうか。

「やさしい心とあたたかな手」の前提となるのは、あなたの、幸せの一言です。

幸せの一言の種をたくさん蒔きましょう。