社長ブログ

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社長による「てあて」に対する想いなどを綴っています。

1歩は 40~50センチ  積み重ねると、、、。

  • 2024年9月2日

 

世界で女性初、エベレスト登頂の登山家 田部井(たべい)淳子さんをご存知でしょうか。

田部井さんが70歳の時にNHKのテレビ番組の企画で、夏の北アルプスを23日間かけて縦走した時の話を、以前私のブログに書きました。(社長ブログ2011年4月9日「1歩は、40~50センチ」の追記)

縦走とは 「山登り」は山頂に立って下山するが、下山せずにそのまま尾根伝えに次々に山頂を通って歩くこと

「岩だらけの山頂に立つと、自分たちの歩いてきた山並みが見えました。私たちの1歩は、40~50センチしかないのだけれど、積み重ねることで、『あんなに遠くから歩いてきたんだ!』と同行の男性アナウンサーは、大感激。彼は登山歴1年だった。(当時46歳)
『他のことでもできるじゃないかという活力をもらえた』といい、山の持つ力を感じた。平均寿命まで生きるならば、もっと密度を濃くしていきたい。毎日の生活の積み重ね、それが自分たちの歴史」といっていた田部井さんは、73歳の時にがんで余命三か月を告知されました。「病気にはなるけど、病人にはならない」をモットーに77歳で亡くなる数か月前まで登山を続けました。まさに密度の濃い人生だったと思います。

私もてあての20年を振り返ると、あんなに遠くから歩いてきたんだと感慨深いものがあります。黙々とひたすら歩いてきて、突然視界が広がり雄大な光景に心躍るときもあれば、悪天候にさえぎられた時も多々ありました。

しかし、誰でもが1歩は40~50センチ

その積み重ねで今の自分がある、最後の到達点まで頑張ろうと思いを新たにしました。

皆さんも学校を入学した頃、会社に入社した頃を振り返って、今ある自分の努力の跡をかみしめて、褒めてあげてください。確実に前進しています。

 

 

 

 

後日談:同行したアナウンサーは内多勝康さんだと最近知りました。内多さんは52歳の時にNHKを退職し、医療型短期入所施設「もみじの家」で働いています。
意外な転職先で話題になりました。お顔をみれば、あの人!と分かるかも。