出版物(島崎/その他)

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てあてで出会った感動体験

  • 2021年4月13日
  • 出版物(島崎/その他)

今回は、てあてで出会った感動体験を2作品ご紹介します。

 

コロナで密を避ける風潮にあって ココロの密はより一層密になって ココロ温まるお話 (140号掲載)

 

 

「地域に広がるやさしい心」
てあて在宅マッサージ昭島/椚 健児

 

脳血管障害により片麻痺の高齢女性の患者様がいます。近所のスーパーへ買い物に行くのも困難ですが、在宅マッサージを受けた後は心身の調子も良く出かける事が多いそうです。
その日も、車椅子で買い物に出かけ、やっとやっとの思いで前に進んでいると、小学校低学年くらいの男の子が一人、声をかけてきました。「おばちゃん、手伝ってあげる」。そう言うとスーパーの近くまで後ろから車椅子を押してくれました。お礼は伝えましたが名前などは聞けませんでした。
後日、地域の集会の際に、その出来事をスピーチしたところ、地域責任者の方が感動し、学校に連絡して手伝ってくれた男の子がわかりました。その男の子は、学校で皆の前で表彰されたと、患者様にも連絡があったそうです。
それからは以前よりも、外出時に地域の方々が声をかけてくれたり、荷物を運んでくれたり、助けてくれることも多くなったといいます。「コロナ禍のご時世に声をかけるのもためらう私の姿に、勇気を出して手伝ってくれた男の子がいて、本当に嬉しかった!」とマスク越しから見える笑顔でお話してくださいました。

 


 

働けること、笑顔に、感動!!(139号 いきいきコラム掲載)

てあて在宅マッサージ浦和/松原信也

「働けることに感動!!」
今年はコロナ禍、緊急事態宣言下で休止や入館規制等で仕事がどんどん減っていくなか、普段通り訪問をさせていただいた患者様、施設にどれだけ助けられたか。在宅マッサージの意義を十分に理解していただき、ぎりぎりまで訪問を許していただいた施設もありました。 明日も仕事が出来る。明後日も仕事が出来る。今年ほど仕事がある事に感謝・感動したことはありませんでした。

「笑顔に感動!!」
再開後、満面の笑みで迎えてくれた患者様がいました。認知症で私のことを理解しているとは思えないのですが、久しぶりに顔を合わせると、両手を握って満面の笑顔を見せてくれました。何とも言えない素敵な笑顔でした。今年のコロナ禍による苦しみが一瞬で吹き飛んだ瞬間でした。

 


 

いかがでしたか?

コロナの影響でできないこと、失ったもの多くあるかもしれませんが、

コロナ禍だからこそ気づけた人の温かみ、人のやさしさ、、、

得るものも多くあるんだな、と感じさせられる素敵な感動体験ですね!

 

また、素敵な作品を紹介するのでお楽しみに♪