NPO法人「境を越えて」とは
- 2025年8月25日
- 出版物(島崎/その他)
今月の特集J.Iさんが仲間たちとともに歩む
NPO法人「境を越えて」とは
車いすからベッドに移動できず、一晩中車いすで過ごす人がいます。大学進学や就職をあきらめた家族がいます。
生きること自体をあきらめてしまう人もいます」。
こうした深刻な介助者不足の現状を多くの方に知ってもらい、
「障がいがあっても安心して暮らせる社会」「必要なときにプロの介助者が十分にいる社会」にしたい
という想いから設立されたNPO法人「境を越えて」。
重度障がい者が地域で自分らしく生きられるよう、《知》《繋》《育》の3つの柱をもとに
情報発信や仕組みづくりに取り組んでいます。
その一環として、医療・福祉系の学生向けに、重度障がい者が地域でどのように暮らしているのかを実際に知り、
学ぶ「カリキュラム化プロジェクト」や、一般の方も参加できるイベント活動を実施しています。
障がいの有無に関わらず、さまざまな人々が地域で共にくらしていること。
それが当たり前に知っている社会作りを目指しています。
「介助者だって当事者だ」をテーマに、障がい当事者や介助者がお互いの”境を越えて”について語り合う、年に一度のトークイベント「境を越えてフォーラム(2024)」の様子。
活動を応援してくれる仲間を歓迎します
障がい者だけでなく、ご家族や介助者、医療職、福祉職の方々など、
NPO法人「境を越えて」にご興味を持ってくださる人々の輪を繋げています。
詳しくはホームページ「境を越えて」をチェック!
今月の「特集」より
自分らしさを忘れずに Fromてあて松戸
マッサージでは、介助者さんと連携しながら、施術を行っています。担当マッサージ師と一緒に。
今月の「特集」取材にご協力いただいたJ.Iさんは、NPO法人「境を越えて」の「カリキュラムプロジェクト」を通じて、学生さんを自宅に受け入れています。重度障がい者の普段の暮らしに触れながら介助を体験することで学生さんにとっては学びが深まり、重度障がい者にとっても新しい出会いや刺激となる、大切な時間となっています。