靖国参拝!
- 2025年7月14日
- 松戸だより
先週の土曜日にちょっと九段下で用事があったので、フラッとその足で靖国神社を訪れました。
翌日から始まる「みたままつり」の準備が進む中、まだ観光客も少なく、静かな境内にはどこか凛とした空気が漂っていました。
参道には、ずらりと並ぶ黄色い提灯。みたままつり名物の献灯ぼんぼりたちです。まだ点灯はされていませんでしたが、それでも存在感は十分。風に揺れる様子を眺めていると、それぞれの灯りに込められた祈りや想いが感じられるようで、胸が熱くなります。
そして今回、初めて**「かけぼんぼり(懸雪洞)」**をじっくりと見ることができました。これは、個人や団体が奉納した特別なぼんぼりで、著名人の手による書や絵が描かれたものも多数あります。俳優や作家、漫画家の名前もちらほら。どれも独特の個性があって、まるで小さな美術展のように見て回ることができます。
ひとつひとつのぼんぼりに込められた文字や絵には、「平和への祈り」や「感謝の気持ち」、そして未来への希望が感じられました。灯りがともると、また違った表情を見せるのでしょう。本番に来たかった…
拝殿で手を合わせたあと、境内をしばらく散策。出店や舞台の設営も進んでいて、明日からのにぎわいが想像できます。けれどこの「前日」の、まだ灯りのともっていない静けさに包まれた時間も、祭りの一部なのだと感じました。
靖国神社には、訪れるたびに思うことがあります。国のために命を落とした方々への感謝、そして今ある日常の尊さ。みたままつりはにぎやかで華やかだけれど、その根底にはこうした「記憶」や「祈り」が確かにあるのだと、改めて感じました。
今年のぼんぼりの灯りが、多くの人の心を照らしますように。そして、静かに頭を垂れるこの時間が、来年以降も変わらず続いていきますように。
それではまた🖐️
by 松戸院の人