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ブログ「みんなの手」シリーズ

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とある老人ホームの思い出の患者様

  • 2023年5月16日
  • 昭島だより

私が訪問している、老人ホームでのPさんのお話です。

Pさんは、老人ホームの生活の中でも自分をしっかりと持っています。
ホームでのイベント活動は積極的にこなし、楽しみつつも自分を律しながら周りに流されずに過ごされている印象です。時間は有効に使えるようにお昼寝はせず、食事も残さずにありがたく頂くそう。そんな、頭と身体のこともきちんと考えながら生活している姿には本当に驚かされます。

特に、周りの人に対しての考え方が凄いと感じます。
「人は、人それぞれ、いろんな人がいる」と尊重して決して周りの人を責めたりはしません。むしろ自分に何か非があったのでは、と真っ先に考えるそうです。

かつては、男女雇用機会均等法施行時のトップランナーだったそうで、颯爽と活躍したキャリヤウーマンだったと想像できます。

まるで教科書に出てきそうな方を、私は今まで見たことがありませんでした。
与えられた環境の中で何ができるのか。何でも自分次第なのだと教わっている気がしました。

そんな生き仏のようなPさんとの出会いにとても感謝しています。

 

 

 

昭島院 オガルト先生