感染症予防策(4)
- 2020年12月14日
- 松戸だより
感染症予防策についての具体的な説明、
今回でラストになります。
「手洗い」の後の「消毒」について
説明してまいります。
ドラッグストアなどの売り場で「消毒」の
他にも「除菌」や「抗菌」という言葉を
目にすることがよくありますね。
その違いについて少し説明します。
滅菌…有害・無害を問わず、すべての菌や
ウイルスなどを死滅・除去する。
菌やウイルスなどの残量が100万分の1に
なることをもって滅菌と定義されている。
消毒…病原性のある微生物を死滅・除去させて
害のない程度に無毒化する。
殺菌…菌やウイルスを殺す効果。
ただし、死滅させる菌などの種類や死なせる量や
程度に明確な定義はない。
除菌…菌を減らす効果。
ただし、菌を減らす程度の定義はない。
抗菌…菌の繁殖を抑える効果。
細菌を除去したり殺したりする効果はない。
また、対象となる菌の種類や量、範囲などの
詳細な定義はない。
滅菌ができればよいのでしょうけど、
それは現実的に困難ですので、害の
ない程度に無毒化する「消毒」を
行うことが感染症予防策として
有効と考えられるのです。
消毒の方法として、アルコール消毒液
(濃度70%以上95%以下のエタノール)を
用いて、よくすりこむことが厚生労働省の
ホームページでも説明されています。
てあて松戸院では以前から
アルコール消毒液と次亜塩素酸ソーダ水を
施術者は必携しております。
アルコール消毒液は手や指の消毒に、
次亜塩素酸ソーダ水は物品の消毒に、
主に用いています。
アルコール消毒液は濃度70%以上の
エタノールを含有したものを使っています。
感染症予防策として「手洗い→消毒」が
有効ですが、水道がないなど手洗いが
困難な状況も考えられます。
そこで、てあて松戸院では、訪問の
際に使用する自動車内には除菌が
できるウェットティッシュ類を
備えています。
除菌ですので、菌やウイルスの無毒化
はできませんが、菌やウイルスの数を
減らす効果が期待できます。
自動車の中でスプレー型のアルコール
消毒液を車窓を開けずに使用すると
引火の危険があるので、注意しなければ
なりません。
なので、ウェットティッシュは気軽に
使えて助かります。水道がない時に
手の衛生を得るのには本当に便利です。
以上、てあて松戸院での感染症予防策を
4回に渡って説明してまいりました。
長文のブログをお読みいただき、
誠にありがとうございました。
てあて松戸院では、今後とも「マスク」
「手洗い」「消毒」を徹底して行うとともに、
「更なる予防策」の対応もできるよう備えて、
感染対策しながら訪問をしてまいります。
(参考:前回までの記事)
2020.11.23掲載 感染症予防策(1)
2020.11.30掲載 感染症予防策(2)
2020.12.03掲載 感染症予防策(3)
松戸院 チャねこ😺